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K-Beauty/Guide

薄く重ねて作る、自然な韓国メイクのベース

色選び、薄いレイヤー、気になる部分だけのカバーを、初心者にもわかりやすく解説。さまざまな肌色や肌質、道具に合わせた方法も紹介します。

薄づきのベースメイクは、顔のどの部分をカバーしたいのかを決めることから始まります。K-Lifeの韓国メイクシリーズ第1回では、そばかすや毛穴、顔の輪郭を見せながら、肌をほどよく均一に整えることを目指します。手持ちのクッションファンデーション、リキッドファンデーション、スキンティントのいずれでも練習できます。

韓国メイクに決まったひとつのスタイルがあるわけではありません。今回は、韓国のメイクアップアーティスト、Jung Saem Mool(チョン・センムル)が公開しているレッスンを実用的な手がかりに、薄くコントロールしながら重ね、必要な部分だけをカバーする方法を紹介します。彼女のブランドのベースメイク動画では、首元の色に合わせることや、ヨレやすい部分には薄く塗ることを勧めています。以下はK-Lifeによる初心者向けのアレンジであり、特定のアーティストの手法をそのまま再現するものではありません。JUNGSAEMMOOLのベースメイクレッスン

自分の顔になじむ色を選びましょう。この方法に、色白の肌や「トーンアップ」製品、もともとの肌色を変えることは必要ありません。同じアプローチを、色の濃い肌、顔の中に複数の肌色がある場合、ひげや顔の産毛やさまざまな肌質にも合わせられます。

必要な道具を手の届くところに用意する

鏡、均一に明るい照明、清潔な手、肌色に合ったベースメイク製品がひとつあれば十分です。いつもの保湿剤と日中用の日焼け止めも用意しましょう。道具を使いたい場合は、清潔なパフ、スポンジ、ファンデーションブラシを加えてください。製品の説明で認められているリキッドやクリームタイプなら、清潔な指先を使う方法もあります。

あれば便利なものは、肌色に近いコンシーラー、小さなコンシーラーブラシ、少量のルースまたはプレストタイプの仕上げ用パウダー、小さなふわふわのパウダーブラシ、清潔なティッシュです。リキッドファンデーションを取り分けるには、洗って使える清潔なパレットが役立ちます。クッションファンデーションに混ぜるためのスペースが備わっている場合は、それを使ってもかまいません。

ブラシ一式、化粧下地、フィックススプレー、ツヤ出し用のドロップは必要ありません。まずは重ねるものを少なくして、それぞれの役割がわかるようにしましょう。焦らず練習する時間をとってください。スピードはあとから身につきます。

2021年の資料用写真。ブラシ一式は必須ではありません。このレッスンは、肌に合った道具ひとつで練習できます。写真:Gee Hair / geehairimages、CC BY 2.0。

画像クレジット:Set of Make Up Brushes - 50887329463.jpg — Gee Hair / geehairimages、CC BY 2.0。元の構図を保持。

1. 顔全体に塗る前に色を確かめる

色選びに迷ったら、頬の下からあごにかけて小さく並べて塗ってみましょう。境目をなじませ、日光または色味の偏りがない室内光で、首や見えている胸元の色と比べます。色を決める前に、製品が肌になじむまで少し待ちましょう。塗った境目が最も目立たない色が、よくなじむ色です。

明るさだけでなく色味も見ましょう。明るさは合っていても、ピンクすぎたり、オレンジやグレーに見えたりすることがあります。色名や番号は各シリーズ内の目安であり、共通の基準ではありません。顔の一部がほかよりもともと色濃くても、すべてを同じ平坦な色にそろえる必要はありません。その部分はベースを薄くするか、手持ちのものがあれば相性のよい別の色を使いましょう。

クッションファンデーションのシリーズに合う色がなければ、別のシリーズのリキッドまたはクリームを使いましょう。塗り方は製品の形状を問わず応用できます。この仕上がりのために、より明るい色を買う必要はありません。

2. 肌表面をべたつかせないように整える

手を洗い、清潔な顔に使い始めます。いつもの保湿剤を説明に従って塗り、乾燥を感じる部分にもなじませましょう。次のステップに進む前に、肌表面がまだかなり濡れているか、クリームがしわに見えて残っていないかを確認します。すぐに重ねず、なじむのを待ちましょう。

日中は、日焼け止めを独立したステップとして塗り、使用量、タイミング、塗り直しについては製品表示に従いましょう。ファンデーションに混ぜたり、メイクを薄く感じさせるために使用量を減らしたりしないでください。SPF表示のあるファンデーションを意図的に薄く塗っただけでは、日焼け対策のすべてにはなりません。メイク前の日焼け止めについて

3. カバーしたい場所を決める

正面を向いてから、顔を少し横に向けます。内側の頬、小鼻の脇、あごの一部など、肌色を整えたい小さな範囲を2、3か所選びましょう。すでに気に入っている部分には塗らなくてかまいません。赤み、色の濃い跡、色むらの出方は人によって異なります。

これは塗る場所を決める練習であり、肌の色むらをすべて隠す必要はありません。気になる点を少しだけカバーしたいなら、顔全体にベースを塗るのはやめて、コンシーラーを狙った部分に使いましょう。

4. 必要だと思う量より少なく取る

リキッドの場合は、清潔なパレットに少量出します。まず片頬の範囲を練習するなら、米粒ほどの大きさの点が目安になります。あくまで最初の目安であり、正確な使用量や顔全体に使う量ではありません。製品によって質感やポンプの大きさは異なるため、最初の範囲に塗ってから必要に応じて足しましょう。

クッションの場合は、パフの一部で軽く1回押さえます。パレットが付属している場合は、顔に触れる前にそこで取った分を広げましょう。パフで厚く不透明な跡がつくなら、取る量を減らします。スティックや硬めのクリームは、顔に何本も太い線を引くのではなく、清潔な道具に少量取って使いましょう。

2011年の資料用写真で、なじませていないファンデーションの質感を示しています。ここで勧める量や仕上がりではなく、集中して厚く塗布した状態の例です。写真:Jen / Calliopejen1、CC BY-SA 3.0。

画像クレジット:Foundation (cosmetics).jpg — Jen / Calliopejen1、CC BY-SA 3.0。元の構図を保持。

5. 少量を小さな範囲に押さえてなじませる

選んだ頬の範囲のひとつから始めます。軽く当てて離し、少しずらしてまた当てましょう。最初につけた部分から外側へ広げると、境目がぼけていきます。パフやスポンジで肌を横に引っ張らないようにしましょう。

ブラシの場合は、短く軽いストロークで最初の点を広げ、筋が見えたら優しくたたいてなじませます。指先なら少量を短い範囲に広げ、最後に軽くたたきましょう。どの道具を使う場合も、残った分を外側の頬やあごに運ぶようにして薄く仕上げ、何度も製品を取り足すのは避けます。

もう片方の頬も別々に塗ります。顔全体に塗る前に、どのくらいカバーできたかを確認しやすくなります。Bobbi Brownのファンデーションレッスンでも、鼻や口の周りから狙って塗り、必要に応じてカバーを足す方法が紹介されています。ファンデーションとパウダーのレッスン

6. 残った分をよく動く部分に使う

小鼻の脇、あご、口の周りを確認します。まずは道具に残った分を使いましょう。柔らかいパフを軽く折るか、小さなブラシを使って小鼻の脇に塗ります。小鼻の中や唇にはつけないようにしましょう。

口を動かして笑ってから、力を抜きます。しわに製品がたまったら、道具の清潔な部分で余分を軽くたたき取ります。目の周りは、その部位に使えると表示された製品だけを使用し、まつ毛の生え際やまぶたの内側の粘膜(ウォーターライン)を避け、肌を引っ張らないようにしましょう。この部分は何も塗らなくてもかまいません。目の感染症がある場合や、目の周りの肌に炎症がある場合は、アイメイクを避けてください。FDAのアイメイク安全情報

7. 気になる部分にだけカバーを足す

少し手を止め、普通に会話する距離から最初の層を確認します。まだ気になる跡があれば、清潔なブラシでコンシーラーをほんの少量、そこに直接のせましょう。まず周囲をたたいてなじませ、中心部分はあまり触らないようにします。厚く一度に塗るより、少量をもう一度重ねるほうが調整しやすいことがあります。

自然なベースメイクなら、肌色に近いコンシーラーが最も簡単な出発点です。かなり明るい色を使うと、カバーした部分が目立つことがあります。肌の凹凸が残っていても、さらに色を足し続ける必要はありません。メイクで肌の色の見え方を変えることはできても、肌そのものをなめらかにすることはできません。

8. テカリを抑えたい部分だけ仕上げる

仕上がりに違和感がなければ、そのままにしてみましょう。テカリを抑えたい場合は、小さなパウダーブラシに仕上げ用パウダーを少量取り、余分を落としてから、小鼻の脇や額の中央など選んだ部分に軽く押さえます。まずは軽くひと塗りして、もう一度確認しましょう。

顔全体に機械的にパウダーを塗るのは避けましょう。乾燥して見える部分は、パウダーを足すと仕上がりがかえって目立つことがあります。色の濃い肌の場合は、実際の光の下でパウダーが白っぽく、灰色がかって見えないか確認しましょう。「透明」と表示されていても、確認は必要です。肌色付きのパウダーも選択肢です。

2020年のパウダー使用に関する資料写真。美容のイメージ写真であり、この手順を記録したものではなく、写っている人物が韓国人であることを示すものでもありません。写真:Nenad Stojković / Shixart1985、CC BY 2.0。

画像クレジット:Woman applying makeup powder on her face.jpg — Nenad Stojković / Shixart1985、CC BY 2.0。元の構図を保持。

9. 境目を確認して終える

光のほうを向き、あご、髪の生え際、眉を確認します。境目が見える場合は、道具の清潔な面でぼかしましょう。余分が目立つところは優しくたたいて取り除き、何かを足す前にもう一度確認します。眉毛にベースがつかないようにし、必要であれば清潔なスクリューブラシでとかしましょう。

鏡から少し離れましょう。近くで毛穴が見えても、塗り方に失敗したわけではありません。このレッスンでは、選んだ部分の肌がより均一に見え、顔のほかの部分は自分らしさを保っているところが、ひとつの目安です。

肌や道具に合わせて調整する

  • 乾燥して見える部分や皮むけ:カバーは特に薄くし、何度も磨くようになじませるのは避けましょう。好みに応じて、その部分にはパウダーを使わない方法もあります。塗っている最中に皮むけをこすり落とさないでください。
  • 皮脂が出やすい部分:その部分だけパウダーを控えめに使ってみましょう。後でメイク直しをする際は、清潔なティッシュで表面のテカリを優しく押さえ、製品を足す必要があるか判断します。
  • 肌の凹凸や細かいしわ:顔を動かしてから確認しましょう。製品がたまっていたら、厚く重ねて隠すのではなく取り除きます。
  • ひげや顔の産毛:少量を優しく使い、往復してこするのではなく、毛の流れに沿ってなじませます。
  • パフやスポンジがない場合:清潔な指先か適したブラシを使いましょう。水で湿らせて使うタイプのスポンジは、メーカーの説明に従って濡らして絞ります。クッションやファンデーションの容器に水を注いではいけません。

これらは練習のための出発点であり、化粧持ちや特定の製品の使用感を保証するものではありません。

よくある3つの問題と、落ち着いてやり直す方法

厚く不透明な部分ができたら、次に道具へ取る量を減らしましょう。まず境目をぼかし、余分を優しく取り除きます。使い切ろうとして大量に顔全体へ広げるのは避けてください。

重ねたものが小さなカス状になったら、こするのをやめましょう。該当部分のメイクを優しく落とします。その際に日焼け止めも落ちた場合は、製品表示に従ってその部分に塗り直し、なじむのを待ってから、化粧品の層を減らしてメイクをやり直します。問題を解決するために日焼け止めを薄く塗ってはいけません。

顔と首の色がつながって見えない場合は、色味に偏りのない光の下で色を確認しましょう。色が合わないファンデーションを足しても、色合わせは改善しません。落として別の色に替えるか、気になる部分だけコンシーラーを使うのがよいリセット方法です。

メイクを落として道具を洗う

寝る前に、クレンジング剤と洗顔料の説明に従ってメイクを落としましょう。何度もこすらず優しく行い、製品の指示に従ってすすぎ、タオルで押さえるように水分を取ります。米国皮膚科学会(AAD)は、基本的なスキンケアのアドバイスとして、就寝前にメイクを落とすことを挙げています。AADのスキンケア情報

米国食品医薬品局(FDA)は、化粧品を使う前に手を洗うこと、容器を清潔に保つこと、表示どおりに保管すること、他人と共有しないことを勧めています。また、化粧品に水や唾液を加えないよう注意しています。このルールと、湿らせて使うことを想定した道具を濡らすことは別に考えましょう。FDAの化粧品衛生情報

ブラシについて、AADは7〜10日ごとの洗浄を勧めています。ぬるま湯と刺激の少ないシャンプーまたは洗浄力のあるシャンプーで毛先を洗い、水が透明になるまですすぎ、毛先を端から出して平らに置いて乾かす方法を紹介しています。パフやスポンジはメーカーの洗浄・交換方法に従い、洗った道具は乾かしてから保管しましょう。AADのブラシ洗浄ガイド

製品で肌に刺激が生じた場合は、さらにメイクを重ねて反応を隠すのではなく、使用を中止してください。これは化粧品の使い方に関するレッスンであり、治療の助言ではありません。

手の動きを見てみる

Jung Saem Moolの英語のタイトルが付いた公式動画「Flawless Skin Makeup Tutorial」は、2025年4月に公開されたベースメイクの補足動画です。彼女自身のブランドの製品が登場しますが、購入したり、モデルの肌色をまねたりせずに、手の動きだけを参考にできます。動画の「flawless(欠点のない)」というタイトルは制作者の表現であり、実際の肌に凹凸があってはいけないという意味ではありません。公式チュートリアルを見る

シリーズ次回予告:自分の眉の形を生かしながら、ふんわりと整える方法。

Jung Saem Moolの公式ベースメイクレッスン、2025年4月。アーティストが自身のブランドの製品を使って実演していますが、製品や色をまねせずに動きを参考にできます。公式YouTubeの埋め込み動画のみ。
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